
会社名とURLから、競合の採用状況を調べるAIツール「競合の採用状況リサーチ」
競合の調査に使うAIツール「競合の採用状況リサーチ」を紹介します。後半では、ツールを使わずに調べるときのために、調べ方と求人媒体ごとの見方もまとめました。
AIツール「競合の採用状況リサーチ」でできること
競合の会社名と公式サイトのURLを入れると、募集中の職種と採用の動きをまとめたレポートができます。
例えば
会社名とURLを入れると、職種ごとの表と、採用の動きの考察が出ます。例えば次のような中身です。
エンジニア:バックエンド開発、経験3年以上、年収600万〜900万円、募集中(Green)
募集強化からの推察:営業とCSの募集が増えており、顧客を増やす段階と考えられる
重点採用領域:開発と法人営業の採用に力を入れている
表の行ごとに、求人のソースURLと媒体名が付きます。
使い方
AI Portalize のツール一覧から開く
競合の会社名と、公式サイトのURLを入れる
レポートの表のソースURLを開き、中身を確かめる
求人は日々変わります。調べた日の情報として扱ってください。
要点
競合の採用状況は、公式の採用ページと、複数の求人媒体の求人を集めて調べます。職種、求める経験、年収の幅、募集中かどうかを表にそろえます。
媒体によって載っている求人の傾向が違うので、1つの媒体だけでは全体が見えません。
募集が増えた職種や止まった職種から、相手が力を入れている事業を考えます。ただし求人は推測の材料の1つで、断定はしません。
競合の採用状況を調べる流れ
調べる会社を確かめます。同じ名前や似た名前の会社があるので、公式サイトのURL、代表者名、所在地で同じ会社かを確かめます。
公式の採用ページを見ます。会社が自分で出している職種と、採用で伝えたいことが分かります。
求人媒体で会社名を検索し、出ている求人を集めます。職種、求める経験、年収の幅、掲載の状態を書き写します。
職種をカテゴリに分けて表にします。エンジニア、営業・マーケティング、カスタマーサポート・運営、管理部門などに分けると、どこに人を増やしているかが見えます。
調べた日と、どの媒体のどのページから取ったかを残します。求人は日々変わるので、あとで同じ条件で見比べられるようにします。
求人媒体ごとに分かること
主な求人媒体の例です。媒体によって、載っている求人の傾向が違います。
媒体 | 分かること |
|---|---|
公式の採用ページ | 会社が自分で出している職種と、採用で伝えたいこと |
Green・Wantedly | IT・Web系やスタートアップの求人が多く、仕事の中身やチームの紹介が載っていることがある |
ビズリーチ | 管理職や専門職の求人が多く、上の層の採用の動きが分かる |
doda・マイナビ・リクナビ | 幅広い業種・職種の求人。新卒向けと中途向けでサイトが分かれているものもある |
Indeed・求人ボックス | いろいろなサイトの求人をまとめて検索できる |
求人票の年収は幅で書かれていることが多く、実際に払われる額とは限りません。比べるときは、同じ職種どうしで幅を並べます。
募集の動きから読み取れること
1回調べただけでは、募集が増えたのか減ったのかは分かりません。3か月ごとなど、決まった間隔で同じ媒体を見比べます。
募集が増えた職種:その事業や機能を伸ばそうとしている可能性があります。例えば、営業とカスタマーサポートの募集が同時に増えていれば、顧客を増やす段階に入ったと考えられます。
募集が止まった職種:採用が終わったのか、その分野を縮めているのかは、求人だけでは区別がつきません。ニュースリリースなどと合わせて見ます。
求める経験:特定の業界の経験や技術を求めていれば、次に狙う市場や作ろうとしている製品の手がかりになります。
年収の幅:同じ職種で自社より高い幅を出していれば、採用で同じ人材を取り合う相手になります。
調べるときの注意
同じ名前の別の会社の求人を混ぜないようにします。媒体に載っている所在地や代表者名を、公式サイトと照らします。
掲載が終わった求人が、検索結果に残っていることがあります。掲載日や募集終了の表示を確かめます。
調べるのは公開されている情報だけにします。
求人から読み取ったことは推測です。社内で共有するときは、事実(求人の中身)と推測を分けて書きます。

競合の採用状況リサーチ
開いてすぐ使えるアプリ
・Green・ビズリーチ・doda など主な求人媒体を調べる
・職種・要件・年収の幅・募集状況を表にする
・募集の強化・停止から、組織の動きを考える
・URLと代表者名で、同じ名前の別の会社を外す
🔒 会社名とURLは、調べるために Gemini に送られます。調べるのは Web で公開されている情報です。会社の Google アカウントで使ってください。
使える場面
競合の採用の動きは、人事だけでなく、事業を考える人も見ています。よく使われる場面をまとめました。
人事:自社の求人の条件を見直すとき
競合が同じ職種にどんな年収の幅や経験を出しているかを並べ、自社の条件と比べます。
経営企画:競合の事業の動きをつかみたいとき
募集を強めた職種と止めた職種から、相手が力を入れている領域を考える材料にします。
自社に合わせて直す例
このツールは中身のプロンプトを見られるので、コピーしてGeminiに貼り、直したいことを書き足すだけで自社向けに変えられます。例えば、次のように直せます。直したツールは AI Portalize に載せて、社内の人だけで使えます。
複数の会社を1つの表で比べる
競合を何社かまとめて見られるようにします。
プロンプトの例:会社名とURLを3社分まとめて入力できるようにし、職種カテゴリごとに3社の募集状況を1つの表に並べてください。
職種カテゴリを自社の分け方にする
社内で使っている職種の分け方で表を作ります。
プロンプトの例:職種カテゴリを「開発」「データ分析」「法人営業」「カスタマーサクセス」「コーポレート」の5つに分けて表を作ってください。
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