
連絡先と日数から、ステップメールを順に送る業務ツール「ステップメール配信」
資料請求やウェビナーのあとの案内に使う業務ツール「ステップメール配信」を紹介します。後半では、ツールを使わずに送るときのために、作り方もまとめました。
業務ツール「ステップメール配信」でできること
連絡先と文面を入れると、決めた日数で順番にメールを送れます。配信停止や届かなかった人には送りません。
例えば
資料請求があった人には、例えば次の順でメールが届きます。
当日:「資料をお送りします」と資料のURL
3日後:同じ規模の会社での導入事例のご紹介
7日後:30分の個別相談のご案内
ウェビナーを欠席した人には、翌日に録画の案内を送れます。
使い方
シートを自分のドライブにコピーする
メニューの「業務アプリ」から「初期設定」→「画面を開く」
「シナリオと文面」で、何日後に何を送るかを決める
「連絡先」に送る相手を入れる
「送り方を変える」で試しに自分へ送り、確かめる
最初は送らない設定です。試してから「相手に送る」にします。
要点
ステップメールは、「起点の日」と「何日後に何を送るか」の並びで作ります。資料請求なら登録日、ウェビナーなら開催日、通販なら発送日を起点にします。
1通ごとに役目を1つに決めます。資料請求のあとなら、当日に資料、3日後に事例、7日後に個別相談の案内、のように進めます。
毎回のメールの最後に、配信停止の受け付け方を書きます。リンクで受け付けるなら、相手のアドレスが入った状態で開くフォームにすると、相手の手間が少なくなります。
ステップメールの作り方の流れ
誰に送るかを決めます。資料請求した人、ウェビナーに申し込んだ人、商品を買った人のように、グループで分けます。
起点の日を決めます。グループごとに、登録日・開催日・発送日のどれから数えるかを決めます。
何日後に何を送るかを、3〜5通で並べます。
文面を書き、名前や会社名を差し込みます。名前が空の人には「お客様」のような言葉が入るようにしておくと、「様」だけの宛名になりません。
自分あてに試しに送り、件名・本文・差し込みを確かめてから、相手に送ります。
ステップメールの組み方の例
場面 | 起点の日 | 送るもの |
|---|---|---|
資料請求のあと | 登録日 | 当日:資料のご案内、3日後:導入事例、7日後:個別相談のご案内 |
ウェビナーに参加した人 | 開催日 | 1日後:お礼と当日の資料・アンケート、5日後:個別相談のご案内 |
ウェビナーを欠席した人 | 開催日 | 1日後:録画のご案内 |
商品を買った人 | 発送日 | 7日後:使ってみた感想(レビュー)のお願い |
ウェビナーのフォローメールは、参加した人と欠席した人で文面を分けます。欠席した人に「ご参加ありがとうございました」と送ると、案内そのものが読まれにくくなります。レビュー依頼のメールは、商品が届いて使い始めたころに届くよう、発送日から1週間ほどあけます。
配信停止リンクの付け方
特定電子メール法では、宣伝のメールに、受け取りを断るための連絡先を書くことなどが求められています。細かな条件は、総務省・消費者庁の案内で確かめてください。配信サービスを使わない場合、受け付け方には次の2つがあります。
方法 | やり方 | 気をつけること |
|---|---|---|
返信で受け付ける | 「不要な方は、このメールにご返信ください」と書く | 返信を見落とさないよう、届いたらすぐ停止の一覧に入れます |
Googleフォームで受け付ける | 停止の申し込みフォームのURLを書く | フォームの「事前入力したURLを取得」を使うと、相手のアドレスが入った状態で開くURLを作れます |
受け付けた停止は、次の配信の前に送る相手から外します。会社ごと止めてほしいと言われたときのために、アドレスの@より後ろ(ドメイン)でも止められるようにしておきます。
スプレッドシートからメールを配信するときの注意
注意すること | 理由 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
1日に送れる数 | スプレッドシート(Apps Script)から送れるメールには、1日の上限があります(無料のアカウントは100通前後、Google Workspace は1,500通前後) | 1日の上限を決め、超えた分は翌日に回します |
同じ人への二重送信 | 送った記録がないと、同じメールを二度送ってしまいます | アドレスとステップの組で、送った記録を残します |
古い日付の人にまとめて届く | 配信を止めていた間の分や、昔の日付で登録した人の分が、一度に届きます | 予定の日から何日か過ぎたものは、送らずに見送ります |
届かなかったアドレス | 存在しないアドレスに送り続けることになります | エラーのメールが来たら、そのアドレスを送る相手から外します |

ステップメール配信
スプレッドシートで使うアプリ
・決めた日数で、メールを順番に送る
・ウェビナーの参加・欠席で文面を分ける
・配信停止と届かなかった人には送らない
・同じ人に同じメールを二度送らない
🔒 連絡先と文面はコピーしたシートの中だけに保存します。メールはあなたのアカウントから送り、開封の計測はしません。
使える場面
ステップメールは、営業やマーケティングだけでなく、イベントや通販の担当も使っています。よく使われる場面をまとめました。
営業・マーケティング:資料請求のあとの案内を忘れずに送る
登録日から当日・3日後・7日後に、資料・事例・個別相談の案内を順に送ります。フォームの回答をリンクすれば、毎朝連絡先に足せます。
イベントの担当:ウェビナーの参加と欠席で文面を分ける
連絡先の「参加」に参加か欠席を入れると、参加した人にはお礼と資料、欠席した人には録画の案内が届きます。
自社に合わせて直す例
このアプリは中身のプログラム(ソースコード)を見られるので、AIに頼んで項目や言葉を自社向けに変えられます。シートのメニューの「拡張機能」から「Apps Script」を開き、コードをAIに貼って、直したいことを伝えるだけです。例えば、次のように直せます。直したシートは AI Portalize に載せて、社内の人だけで使えます。
送る曜日を決める
週末に届かないようにします。
プロンプトの例:土曜と日曜に予定の日が来たステップは、送らずに月曜に回すようにしてください。
登録の入り口ごとにシナリオを分ける
フォームの答えでシナリオを分けます。
プロンプトの例:登録フォームの「ご興味のある製品」の回答をグループに入れ、製品ごとに別のシナリオで送るようにしてください。
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