
開催日から準備のタスクを逆算し、予算とシフトもまとめる業務ツール「展示会・イベントの出展準備」
展示会の準備に使う業務ツール「展示会・イベントの出展準備」を紹介します。後半では、ツールを使わずに進めるときのために、準備のスケジュールもまとめました。
業務ツール「展示会・イベントの出展準備」でできること
展示会の日程を入れると、申込から事後フォローまでのタスクが期日つきでできます。予算とシフトも管理できます。
例えば
11月24日開催の展示会を入れると、次のように並びます。
90日前に「出展の申込」、21日前に「配布物の入稿」、翌日に「お礼のメール」
出展料・装飾・印刷など、費目ごとの予算と実績
2日目は、ブースにいる人が2人より少ない時間が2時間
期日切れと、担当が決まっていないタスクも出ます。
使い方
シートを自分のドライブにコピーする
メニューの「業務アプリ」から「初期設定」→「画面を開く」
「+ イベントを追加」で、日程と会場を入れる
タスクに担当を決め、終わったら「済にする」
期日のお知らせのメールは、既定でオフです。
要点
展示会の出展準備は、開催日の約3か月前の申込から始まり、ブースの設計、配布物の入稿、説明員の手配、備品の発送と進みます。開催日から逆算して期日を決めると、入稿や発送の締め切りを落としにくくなります。
出展の費用は、出展料のほかに、ブースの装飾、配布物の印刷、ノベルティ、備品の運送、交通と宿泊、応援の人件費がかかります。費目ごとに予算を立て、使った額を並べて記録します。
展示会のフォローは、終わった翌日のお礼のメールから始め、3日以内に名刺をデータにしてリードとして登録します。日がたつほど、相手は会話の中身を忘れます。
展示会の準備のスケジュール
開催日から逆算して、次のような期日で進めます。会期が変わったときは、まだ済んでいない作業の期日をまとめてずらします。
時期 | やること |
|---|---|
開始日の90日前 | 出展の申込 |
60日前 | 出展料の支払い |
45日前 | 出展者説明会・マニュアルの確認、ブースの装飾と見せ方を決める |
30日前 | 装飾・電気・備品の申請、チラシとパネルの原稿を作る |
21日前 | 配布物の入稿、ノベルティの手配、説明員を決める |
14日前 | 備品の一覧を作る |
7日前 | シフト表と説明の台本を配る |
5日前 | 備品の発送 |
2日前 | 搬入の時間と受け取りの確認 |
終了日の翌日 | お礼のメール |
終了日の3日後 | 名刺のデータ化とリードの登録 |
終了日の5日後 | 備品の返送 |
終了日の14日後 | 振り返りと費用の締め |
申込や入稿の締め切りは展示会ごとに違うので、出展者のマニュアルで確かめて期日を直します。
展示会の準備のチェックリスト
チェックリストは、作業を区分に分け、1つずつ担当と期日を付けます。担当が決まっていない作業は、誰も手を付けないまま期日を過ぎがちです。
申込:出展の申込、出展料の支払い、出展者のマニュアルの確認
ブース設計:装飾と見せ方、電気や備品の申請
配布物の入稿:チラシとパネルの原稿、入稿、ノベルティの手配
人員・シフト:説明員を決める、シフト表と説明の台本を配る
備品の発送:備品の一覧、発送、搬入の時間の確認
事後フォロー:お礼のメール、名刺のデータ化、備品の返送、振り返り
毎回Excelでチェックリストを作り直すと、前回の反省が抜けやすくなります。一度作ったリストをひな形として残し、前回足りなかった作業を足してから、次の展示会で使い回します。
期日を過ぎた作業、期日が近い作業、担当が決まっていない作業は、週に1回まとめて確かめます。
展示会の出展の費用と予算
費目 | 中身 | 気をつけること |
|---|---|---|
出展料 | 小間の料金 | 小間の広さと位置で変わります |
ブースの装飾 | 施工・パネル・照明・電気の工事 | 小間の広さで大きく変わります |
配布物・印刷 | チラシ・パンフレット・パネル | 入稿が遅れると、急ぎの料金がかかることがあります |
ノベルティ | 来場者に配る品 | 数は来場者の見込みから決めます |
備品・運送 | 机・モニター・運送費 | 終わったあとの返送の費用も入れます |
交通・宿泊 | 説明員の移動と宿泊 | 遠くの会場では大きくなります |
人件費・応援 | 応援の人の費用 | 社外に頼むなら早めに押さえます |
予算は費目ごとに立て、支払いのたびに実績を入れます。予算を超えた費目が早く分かれば、ほかの費目で調整できます。
終わったあとは、使った額の合計を集まったリードの数で割り、1件あたりの費用を出します。次に同じ展示会に出るかどうかを決める材料になります。
説明員のシフトと展示会のあとのフォロー
説明員のシフトは、1時間ごとにブースにいる人数を数え、決めた人数より少ない時間がないかを確かめます。昼は休憩が重なり、人が少なくなりやすい時間です。設営と撤収の時間は、ブースで説明できないので数えません。
展示会のフォローは、翌日のお礼のメール、3日以内の名刺のデータ化とリードの登録、そのあとの電話の順に進めます。名刺の中身はリードを管理する台帳に入れ、出展の記録には集まったリードの数とメモを残します。
振り返りでは、リードの数、使った費用、準備で遅れた作業を並べます。遅れた作業の期日は、ひな形で前に動かしておきます。

展示会・イベントの出展準備
スプレッドシートで使うアプリ
・開催日から逆算して、準備のタスクを作る
・日程が変わったら、期日をまとめてずらす
・費目ごとの予算と実績を並べる
・説明員のシフトと手薄な時間を出す
🔒 イベントとタスクの情報は、コピーしたシートの中だけに保存します。社外のサービスには送りません。
使える場面
出展の準備には、マーケティングだけでなく、営業や経理もかかわります。よく使われる場面をまとめました。
マーケティング:展示会ごとに準備のタスクを作る
日程を入れると、申込から事後フォローまでのタスクが期日つきで並びます。
営業:説明員のシフトを組む
1時間ごとの人数を見て、人が足りない時間に説明員を足します。
自社に合わせて直す例
このアプリは中身のプログラム(ソースコード)を見られるので、AIに頼んで項目や言葉を自社向けに変えられます。シートのメニューの「拡張機能」から「Apps Script」を開き、コードをAIに貼って、直したいことを伝えるだけです。例えば、次のように直せます。直したシートは AI Portalize に載せて、社内の人だけで使えます。
費目を足す
自社でよく出る費用を、費目として分けます。
プロンプトの例:費用の費目に「会場での飲食」と「通訳」を足し、予算と実績の表にも出してください。
イベントの台帳に目標を足す
名刺の数の目標を決め、終わったあとの数と比べます。
プロンプトの例:イベントの台帳に「来場者の見込み」と「名刺の枚数の目標」を足し、終わったあとに記録したリード数と並べて見られるようにしてください。
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