
商談の文字おこしから、聞き漏れと次回の質問を出すAIツール「商談の振り返りフィードバック」
商談の振り返りに使うAIツール「商談の振り返りフィードバック」を紹介します。後半では、ツールを使わずに振り返るときのために、やり方とヒアリング項目もまとめました。
AIツール「商談の振り返りフィードバック」でできること
ヒアリング項目と商談の文字おこしを入れると、項目ごとに聞けたかどうかが分かります。次の商談で聞く質問の例も出ます。
例えば
「予算」「決裁者」「導入時期」などの項目と、商談の文字おこしを入れると、次のように出ます。
決裁者:間接的把握。顧客の「部長にも見せておきます」という発言から分かる
予算:未確認。会話の中で触れられていないので、次回まず確かめる
次回の質問の例:「どのくらいの規模でお考えですか」
このほか、達成度のまとめと、良かった点・課題と改善点も並びます。
使い方
AI Portalize のツール一覧から開く
ヒアリング項目と、商談の文字おこしを貼る
未確認の項目と、次回の質問の例を確かめる
思考モード以上を選んで使ってください。
要点
商談の振り返りは、事前に決めたヒアリング項目ごとに「直接聞けた」「話の流れで分かった」「聞けていない」の3つに分けると、次にやることがはっきりします。
振り返りは記憶ではなく、録音や文字おこしの発言をもとにします。営業の質問と顧客の答えを並べて確かめます。
フィードバックは、良かった発言、聞けなかった理由、次回の質問の文の3つをセットで伝えます。
商談を振り返る流れ
基準になるヒアリング項目を決めます。商材や商談の段階(初回・提案・クロージング)によって、聞くべきことは変わります。
商談の文字おこしを用意します。オンライン会議ツールの録画や文字おこしの機能を使うと、書き起こす手間が省けます。録音するときは、相手に伝えて了承を得ておきます。
項目ごとに、当てはまる発言を探します。営業が聞いて答えをもらったのか、顧客が自分から話したのか、どちらもないのかを分けます。
聞けていない項目について、次の商談で使う質問の文を作ります。
BtoBの商談で聞くヒアリング項目
よく使われる項目の例です。BANT(予算・決裁者・必要性・導入時期)を土台に、課題や比べている相手を足しています。
項目 | 確かめたいこと | 質問の例 |
|---|---|---|
現状の課題 | 何に困っていて、どのくらい影響が出ているか | 「今のやり方で、いちばん手間がかかっているのはどこですか」 |
必要性 | なぜ今、解決したいのか | 「この件を今期中に進めたい理由はありますか」 |
予算 | 予算の有無と、おおよその規模 | 「どのくらいの規模でお考えですか」 |
決裁者 | 誰が、どんな手順で決めるのか | 「導入を決めるまでに、どなたの了承が必要ですか」 |
導入時期 | いつまでに使い始めたいか | 「いつごろから使い始められると理想ですか」 |
比べている相手 | 他社のサービスや、社内で作る案と比べているか | 「ほかに検討されている方法はありますか」 |
項目が多すぎると、1回の商談で聞き切れません。初回の商談で必ず聞く項目を5〜7個に絞り、残りは2回目以降に回します。
振り返りでよくある失敗
記憶だけで振り返る。自分が話したことは覚えていても、顧客がどう答えたかはあいまいになりがちです。
聞いたつもりの項目を、聞けたことにする。「予算はこれからです」という答えでは、規模は分かっていません。顧客がはっきり答えていない項目は、聞けていない扱いにします。
説明が長く、聞く時間がなくなる。文字おこしで、営業と顧客が話した量を比べると分かります。
「はい・いいえ」で終わる聞き方をする。「ご予算はありますか」ではなく、「どのくらいの規模でお考えですか」と聞くと、答えが広がります。
フィードバックの伝え方
上司や先輩が振り返りを伝えるときは、評価で終わらせず、次の商談で使える形にします。
良かった発言を、文字おこしから引いて伝えます。例えば、顧客が自分から課題を話し始めたきっかけになった質問です。
聞けなかった項目と、その理由を一緒に考えます。時間が足りなかったのか、聞きにくかったのかで、直し方が変わります。
次回の質問の文を、そのまま読める形で決めておきます。
振り返りの形をチームでそろえておくと、担当者ごとの差が見えやすくなり、うまくいった聞き方を共有できます。

商談の振り返りフィードバック
開いてすぐ使えるアプリ
・項目ごとに、聞けたか・話から分かったか・未確認かを判定
・判定の根拠になった発言を表で並べる
・良かった点と、課題・改善点をまとめる
・聞き漏れを聞くための質問の例を出す
🔒 ヒアリング項目と文字おこしは、レポートのために Gemini に送られます。顧客の氏名や連絡先は消して貼り、会社の Google アカウントで使ってください。
使える場面
商談の振り返りは、営業の担当者だけでなく、育てる側も使います。よく使われる場面をまとめました。
営業担当:商談のあとに、聞き漏れを確かめるとき
ヒアリング項目と文字おこしを貼ると、聞けていない項目と次回の質問の例が分かるので、次の商談の準備に使えます。
営業マネージャー:同行できなかった商談を振り返るとき
項目ごとの判定と根拠の発言が並ぶので、商談に出ていなくても、どこまで聞けていたかを部下と一緒に確かめられます。
自社に合わせて直す例
このツールは中身のプロンプトを見られるので、コピーしてGeminiに貼り、直したいことを書き足すだけで自社向けに変えられます。例えば、次のように直せます。直したツールは AI Portalize に載せて、社内の人だけで使えます。
自社のヒアリング項目を最初から入れておく
毎回項目を貼らなくても、自社の項目で判定されるようにします。
プロンプトの例:ヒアリング必須項目は、毎回入力しなくても「現状の課題」「必要性」「予算」「決裁者」「導入時期」「比べている相手」の6つを使うようにしてください。
点数を付けて、変化を追えるようにする
担当者ごとの変化を数字で見られるようにします。
プロンプトの例:レポートの最初に、「直接確認済」を2点、「間接的把握」を1点、「未確認」を0点として、合計点と満点を出してください。
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