
GA4から、クライアントごとの月次レポートとPDFを作る業務ツール「クライアント向けの月次レポート」
Webサイトの月次報告に使う業務ツール「クライアント向けの月次レポート」を紹介します。後半では、ツールを使わずに作るときのために、入れる項目と書き方もまとめました。
業務ツール「クライアント向けの月次レポート」でできること
クライアントごとにGA4を選ぶと、月次レポートとPDFが作れます。所見のコメントは、数字から下書きが出ます。
例えば
クライアントを選んで「レポートを作る」を押すと、例えば次の中身になります。
セッション 4,200(前月比 +8%・前年同月比 +15%)、キーイベント 36件
流入元では「Organic Search」がいちばん多く、全体の54%でした
検索のクリックは350。よく検索された言葉は「歯医者 夜 遅く」
下書きを直して「PDF を作る」を押すと、ドライブに保存されます。
使い方
シートを自分のドライブにコピーする
メニューの「業務アプリ」から「初期設定」→「画面を開く」
「クライアント」でクライアントを足し、GA4のプロパティを選ぶ
「レポートを作る」を押し、コメントを直して保存する
「PDF を作る」を押す
クライアントへのメールは送りません。PDFを確かめて自分で送ります。
要点
Webサイトの月次レポートは、「主な数字と前月比・前年同月比」「流入元」「よく見られたページ」「検索の言葉」「所見と来月やること」の5つで組むと、毎月同じ形で読めます。
数字は前月だけでなく、前年の同じ月とも比べます。季節で動くサイトでは、前月比だけだと増減の理由を取り違えやすくなります。
所見には、数字をそのまま書いたうえで、なぜ動いたかと来月やることを書き、数字の読み方を伝えます。
月次レポートの作り方の流れ
月が締まったら、GA4で前の月の数字を取り出します。セッション・ユーザー・キーイベント(問い合わせなどの成果)・表示回数の4つを基本にします。
比べる数字を並べます。前月と前年の同じ月に加えて13か月の推移を並べると、季節の波と伸びを分けて見られます。
サーチコンソールから、検索のクリックとよく検索された言葉を足します。
所見を書きます。数字が動いた理由と、来月にやることを書きます。
PDFにして送り、送ったかどうかをクライアントごとに記録します。
Webの月次レポートに入れる項目
項目 | 中身 | 見るときのポイント |
|---|---|---|
主な数字 | セッション・ユーザー・キーイベント・表示回数と、前月比・前年同月比 | 最初に4つを並べると、その月の結果が一目で分かります |
セッションの推移 | 13か月の月ごとの数 | 前年の同じ月と比べて、伸びているかを見ます |
流入元 | 検索・広告・SNS・ほかのサイトなど | いちばん多いものと、前月からいちばん増えたものを見ます |
よく見られたページ | 表示回数の多いページ | 問い合わせにつながるページが入っているかを見ます |
検索の言葉 | サーチコンソールのクリックの多い言葉 | 狙っている言葉で検索から来ているかを確かめます |
所見 | 数字の読み方と来月やること | クライアントがよく読むところです |
アクセス解析のレポートの書き方
所見は、まず数字をそのまま書きます。例えば「セッションは4,200(前月比 +8%・前年同月比 +15%)でした」のように、数と比べた相手を書くと、読み手が自分で判断できます。
次に、動いた理由を書きます。記事の公開・広告の開始・サイトの改修など、その月にやったことと結びつけます。理由が分からないときは言い切らず、「確かめています」と書きます。
最後に、来月やることを1〜3つ書きます。数字の報告だけで終わると、次の打ち合わせで話すことが決まりません。
クライアントへのレポートを自動化する方法
方法 | 向いている場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
Looker Studio | グラフ中心のレポートを、クライアントごとに見せたい | クライアントごとに作り直したり、つなぎ直したりする手間がかかります |
スプレッドシートとGAS | 数字と所見を毎月同じ形で残し、PDFにしたい | GA4から数字を読む仕組みを作る必要があります |
代理店向けのレポートツール | 広告やSNSの数字もまとめて報告したい | 月額の料金がかかり、クライアントの数で料金が上がることがあります |
どの方法でも、クライアントへ送る前に、数字とクライアント名が合っているかを人が確かめます。別のクライアントのレポートを送ってしまう事故は、自動で送る仕組みほど起きやすくなります。

クライアント向けの月次レポート
スプレッドシートで使うアプリ
・前月比・前年同月比つきの月次レポートを作る
・サーチコンソールのCSVで検索の言葉も入れる
・数字から所見の下書きを作る
・PDFにしてドライブに保存する
🔒 GA4とサーチコンソールの数字は読むだけです。レポートはコピーしたシートと、あなたのドライブにだけ保存します。
使える場面
月次レポートは、制作会社や代理店のさまざまな立場の人が作っています。よく使われる場面をまとめました。
制作会社:毎月の報告書づくりを短くする
クライアントを選んで「レポートを作る」を押すと、GA4の数字と前月比・前年同月比、流入元、よく見られたページがまとまります。
チームの責任者:どのクライアントの報告が終わったかを見る
未作成・下書き・確認済み・送付済みのボードで、その月の進み具合を確かめます。
自社に合わせて直す例
このアプリは中身のプログラム(ソースコード)を見られるので、AIに頼んで項目や言葉を自社向けに変えられます。シートのメニューの「拡張機能」から「Apps Script」を開き、コードをAIに貼って、直したいことを伝えるだけです。例えば、次のように直せます。直したシートは AI Portalize に載せて、社内の人だけで使えます。
レポートに入れる数字を足す
クライアントとの約束で見ている数字を足します。
プロンプトの例:レポートの主な数字に「エンゲージメント率」と「新規ユーザー」を足し、前月比・前年同月比つきで並べてください。
コメントの下書きの形を変える
いつも使っている報告の形に合わせます。
プロンプトの例:コメントの下書きを、「今月の結果」「よかったこと」「気になること」「来月やること」の4つの見出しで組み立ててください。
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